施設のできごとや行事、イベントなどの様子を更新していきます。
健康寿命と食生活 管理栄養士 森さんブログ 第4弾
2024-05-06
注目オススメ
< 健康寿命と食生活 >
年をとれば、血圧は上昇し、体内には無数のガン細胞が芽生え、脳も萎縮し始めます。しかし、そうしたリスクを抱えながらも、病気の発生を先送りし、元気なまま人生を締めくくることが出来れば、健康長寿を達成できたことになります。一方、健康でいられる期間を示す健康寿命は遺伝因子のほか生活習慣(喫煙・飲酒・ストレス・仕事・食生活など)の影響が大きく反映されます。なかでも重要なカギを握るのは「食生活」です。
介護が必要となった要因は、脳卒中・認知症・衰弱・骨折などがあげられますが、これらはどれも食生活と関係の深いものばかりで「低栄養」が重大な引き金となります。
低栄養におちいっても、周囲の人はもちろん、自分自身もよほど進行して病気になるまで、まったく気付かない場合が大半です。
なぜなら、初期の低栄養はこれといった自覚症状がなく、元気がない、疲れやすいといった症状が加わっても「年のせい」として片付けてしまうことが少なくないからです。
低栄養におちいっても、周囲の人はもちろん、自分自身もよほど進行して病気になるまで、まったく気付かない場合が大半です。
なぜなら、初期の低栄養はこれといった自覚症状がなく、元気がない、疲れやすいといった症状が加わっても「年のせい」として片付けてしまうことが少なくないからです。
高齢になっても、食事が十分に摂れていれば、食べることが生きる活力を得て、心身の健康が保たれます。しかし何かのきっかけで食事の量が減り、わずかな期間でも栄養不足が続くと、体は急速に衰弱します。血管の老化(動脈硬化)が進んだり骨がもろくなったり、脳の働きが悪くなったりして、結果的に健康寿命を縮めてしまうことになるのです。
次回は「低栄養の予防」について、お話しさせて頂きます。
長寿国 日本 森さんコラム 第3弾
2024-04-17
注目オススメ
長寿国 日本
<長寿国 日本>
日本は、いまや世界一の長寿国となりました。
高齢化は世界的な傾向であり、古来より人類の悲願でしたが、日本ほど短期間で高齢化社会を実現したのは、前代未聞のことです。
しかし長寿社会は、決して手放しで喜べるものでないのも現実です。
1950年当時の日本は、国民の20人に1人が高齢者という状況でした。それが2025年には3人に1人となり、2060年には2.5人に1人が65歳以上になると推計されています。
高齢者を65歳と定義したのは1950年代、国連によって決められました。
その頃の日本人の平均寿命は男性68.3歳、女性67.7歳だったそうです。その後74年の間に20歳近く寿命は延びました。
現在、寝たきりなどで介護が必要な65歳以上の高齢者は690万人に達しており、2040年には988万人とピークを迎えると予測されています。その頃は、65歳以上1人に対して、20~64歳は1.2人、1人の若者が1人の高齢者を支えるという厳しい「肩車型」社会が訪れると予想されています。
< 健康長寿を目指して >
寝たきりや認知症になる前の段階、すなわち健康をいかに保つかは、私達一人ひとりの努力にかかっています。目指すは「健康長寿」の達成です。健康長寿とは「日常生活に介護を必要とせず、心身ともに自立した活動的な状態で長生きする」ことです。
管理栄養士とは 森さんコラム 第2弾
2024-03-18
オススメチェック
管理栄養士とは
2回目のコラムは、管理栄養士について、ご紹介させて下 さい。 | | |||||||||
改めて、資格の定義を調べてみました。 | ||||||||||
「管理栄養士は、厚生労働大臣の免許を受けて、傷病者の療養に必要な | ||||||||||
栄養指導・健康の保持増進のための高度の専門的知識・技術を要する | ||||||||||
栄養指導などを行う者。又、管理栄養士国家試験を受けて取得する」 | ||||||||||
と定められています。 | ||||||||||
尚、栄養士は厚生労働大臣指定の養成施設を卒業し、都道府県知事の免許 | ||||||||||
を受けて取得します。 | ||||||||||
栄養士との大きな違いは、定められた診療報酬や介護報酬を申請できる | ||||||||||
専門的業務を行える資格を保有している点です。 | ||||||||||
資格取得の条件として、栄養士の資格を有し、4年制の管理栄養士養成 | ||||||||||
施設を卒業、又は栄養士養成施設での年数と、卒業後の実務経験の | ||||||||||
年数が合計して5年以上必要です。 | ||||||||||
文章にすると、大変堅苦しいですが、改めて納得している次第です。 |
縁の下の力持ち
私は4年制の大学を卒業し、長きに渡り管理栄養士の | ||||||||||
仕事に携わって参りました。 | ||||||||||
例えば病院や施設などは、365日・1日3食を休むこと | ||||||||||
なく提供するために、調理師と共に欠かす事の出来ない存在であり、 | ||||||||||
正に縁の下の力持ちと言えます。 | ||||||||||
働く場所・就職先・活躍できる場は様々です!! | ||||||||||
乳幼児期から高齢期まで、あらゆるライフステージで食事や栄養に | ||||||||||
ついてのアドバイスをしたり、特定給食施設(1回100食以上、又は | ||||||||||
1日250食以上を提供する施設)において、献立を作成し、食事を提供 | ||||||||||
したり、栄養状態の管理を行うなど、皆様の健康を食と栄養からサポート | ||||||||||
する専門職として、大変やりがいのある仕事でもあります。 | ||||||||||
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話しが大変長くなってしまいましたが・・・ | ||||||||||
次回より本題の「食事と栄養」について | ||||||||||
お話しさせて頂きます。 |
地域の専門職 管理栄養士 森さんのコラムスタート!
2024-01-22
注目オススメ
東林間シニアクラブ 管理栄養士 森さんによる 第1回目のコラムです☆
この度、東林第2地域包括支援センターのホームページにて
「栄養」についての連載コラムを担当させて頂く事になりました
特別養護老人ホーム 東林間シニアクラブ に勤務しております
管理栄養士 の 森 しのぶ と申します。
入職して8年、施設内では、多職種の方と連携を取りながら
お食事の提供や栄養管理などに携わっております。
コラムでは、衣・食・住の一つ「食」をテーマに、栄養面から
皆様の健康維持に役立つ様々な情報を、発信していきたいと
思っています。
第1回目は、簡単な自己紹介をさせていただきます
東京都の世田谷区で生まれ、町田市で育ちました。
実家を離れ、転勤で地方暮らしも経験し、その後
相模原市南区相南地域に20年住み、2年前に町田市に引っ越しました。
職歴は大学病院、食品会社、そして介護老人福祉施設と、
栄養士の仕事を長きに渡り、やって参りましたが、働く分野によって
内容が違い、色々経験して来たことは、自分の財産と思っています。
共通することは一つ、食に関わり皆様の健康をサポートする
縁の下の力持ちのような役割を担っているということです。
コラムでは、地域の皆様に少しでも寄り添える栄養士として
大切なことをわかりやすい言葉で、お伝え出来るよう努めさせて
頂きます。
どうぞ宜しくお願い致します。