薬剤師 澤田さんのコラム
東林第2地区内の薬局で活躍中の薬剤師 澤田氏によるコラムです。薬の事や薬剤師、地域との関わりなど様々な事を話していただきます。
2025-01-14
オーソライズド・ジェネリックについて
2024-12-12
注目チェックNEW
選定療養制度について
2024-10-23
選定療養制度について
2024年10月から一部の薬で料金が加算される仕組みが始まっています。
選定療養制度とは
費用を追加で自己負担することで受けられる医療制度の事です。
例えば病院ですと、入院時の個室などでの差額ベッド代や大きい病院を紹介状なしで受診したときに費用などです。
この10月からは一部の先発医薬品(長期収載品)もこちらの制度が適応となります。
後発医薬品(ジェネリック医薬品)があるにもかかわらず先発医薬品(長期収載品)を希望した場合、後発品との差額の1/4が保険適用されず、「特別の料金」として実費で支払う必要があります。こちらは子供医療や公費でお支払いが無い方にもご負担が発生します。
なぜ高くなる?
医療費が右肩上がりとなっているため、後発医薬品を推奨し、医療費を削減して、
国民皆保険を継続させるためです。
これを機に後発医薬品への積極的な変更をしてみてはいかがでしょうか?
対象外もあり
・医師の指示(医療上必要な場合)
・薬剤師が治療上必要と判断した場合
・後発医薬品が品薄で先発品しか調剤できない場合
(ここ数年の医薬品の流通不安定の状況で先発品しかご用意できない場合も多くあり、大変ご迷惑をおかけしています)
後発医薬品についてのお悩みやご不明点があれば、かかりつけ薬局にご相談ください。
学校薬剤師の仕事
2024-09-06
学校薬剤師の仕事
先日、学校薬剤師で担当している中学校のプール検査に行ってきました。
ちょうど雨と雨の間の曇りの時間帯でカッパを着ずに検査できたのですが、
雨も続いた影響でプールが濁っていました。
プールが濁っていると、濁度、細菌、大腸菌などの項目でひっかかりそうだと思いましたが、検査結果は問題なく一安心しました。
ちょうど雨と雨の間の曇りの時間帯でカッパを着ずに検査できたのですが、
雨も続いた影響でプールが濁っていました。
プールが濁っていると、濁度、細菌、大腸菌などの項目でひっかかりそうだと思いましたが、検査結果は問題なく一安心しました。
なかなか学校薬剤師の業務を目にすることはないですが、児童・生徒がより良い環境で学校生活が送れるよう対応しております。
また地域の公民館や自治会等でのお薬出前講座のようなことも学校で行うことがあります。
薬物乱用防止教室や薬の適正安全教室と言われるものです。通常は児童・生徒向けですが、
PTA向けの講義や教員向けのお薬の使用方法などの講義も行います。(例えばアナフィラキシー症状に使用するエピペン注射の使用方法)
地域の学校に係っている方で上記のような教室・講義を聞いてみたい方がおりましたら、
学校薬剤師に依頼してみてください。
また地域の公民館や自治会等でのお薬出前講座のようなことも学校で行うことがあります。
薬物乱用防止教室や薬の適正安全教室と言われるものです。通常は児童・生徒向けですが、
PTA向けの講義や教員向けのお薬の使用方法などの講義も行います。(例えばアナフィラキシー症状に使用するエピペン注射の使用方法)
地域の学校に係っている方で上記のような教室・講義を聞いてみたい方がおりましたら、
学校薬剤師に依頼してみてください。
相模原市の小中学校、子ども園には学校薬剤師が配置されており、地域の薬局の薬剤師が担当しています。気になる方は直接学校や相模原市薬剤師会に確認してみてください。また普段利用している薬局の薬剤師が近くの学校薬剤師かもしれません。聞いてみると良いかもしれません。
夏場の薬の保管方法
2024-08-01
夏場の薬の保管方法について
厳しい暑さが続いており、薬を部屋に置きっぱなしでいいのか?冷蔵庫に入れた方がいいのか?と質問をいただくことがあります。
以前にも薬の保管についてコラム(2023-12-15)を記載しておりますが、今回は夏場の薬の保管について書きたいと思います。
たいていの薬は室温保管、つまり1~30℃で保管することを想定されて作られています。この猛暑の中、部屋の中が30℃を超えることもありますので、この時期の薬の保管には注意が必要です。高温になるから冷蔵庫に薬を保管すればいいということでもありません。
室温が30℃を超えたからといって、薬がすぐにダメになる事はないですが、直射日光があたらない比較的涼しいところに保管しましょう。引き出しの中や缶の中、風通しの良い玄関等でも良いです。ただ引き出しの奥の方に入ってしまうと、薬の飲み忘れや残薬につながるので注意してください。
車の中に薬を置きっぱなしにするのは絶対にやめてください。
粉薬やカプセルの場合、冷蔵庫に入れると、何回も出し入れすることで、薬の表面が結露し、湿気てしまいます。そうすると薬の効果が落ちたり、劣化につながります。特段冷蔵庫での保管の指示がなければ、室内のできるだけ涼しいところ、湿気の少ないところに保管しましょう。
以前にも薬の保管についてコラム(2023-12-15)を記載しておりますが、今回は夏場の薬の保管について書きたいと思います。
たいていの薬は室温保管、つまり1~30℃で保管することを想定されて作られています。この猛暑の中、部屋の中が30℃を超えることもありますので、この時期の薬の保管には注意が必要です。高温になるから冷蔵庫に薬を保管すればいいということでもありません。
室温が30℃を超えたからといって、薬がすぐにダメになる事はないですが、直射日光があたらない比較的涼しいところに保管しましょう。引き出しの中や缶の中、風通しの良い玄関等でも良いです。ただ引き出しの奥の方に入ってしまうと、薬の飲み忘れや残薬につながるので注意してください。
車の中に薬を置きっぱなしにするのは絶対にやめてください。
粉薬やカプセルの場合、冷蔵庫に入れると、何回も出し入れすることで、薬の表面が結露し、湿気てしまいます。そうすると薬の効果が落ちたり、劣化につながります。特段冷蔵庫での保管の指示がなければ、室内のできるだけ涼しいところ、湿気の少ないところに保管しましょう。